Saturday, November 05, 2005

市況概況

日本市場が休日の間に米国株が堅調な動きとなり、底入れ感が出たことや、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が大幅高となっていたこと、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向が大幅買い越しと伝えられたことなどから、買い先行の始まりとなりました。先物は買い気配を切り上げて始まり、銀行株や鉄鋼株に、円安に振れたことを好感してハイテク銘柄の一角も買い気配で始まるなど総じて堅調な始まりとなり、日経平均はあっさりと14,000円を超えて始まりました。

 寄り付きの買いが一巡した後も押し目買いや出遅れ感の強い銘柄を買う動きは続き、指数も堅調な動きを続けました。目先筋を中心とした利食い売りで、日経平均が14,000円を割り込む場面もありましたが、押し目ではしっかりと買いが入る状況が続き下値に対する不安が非常に少ない感じの動きとなっていました。

 昼の市場外取り引きも金額が非常に多く、売り越しであったのではないかと伝えられたのですが、後場の寄り付きに瞬間的に売りが先行したものの、押し目ではすかさず買いが入る状況には変わりなく、主力銘柄が利食い売りで上値が重くなると材料含みの銘柄で値動きのいいものや、好業績ながら出遅れ感の強いものを物色すする動きとなり、指数は堅調な動きを続けました。

 主力大型銘柄ばかりではなく、全般的に買いが入る状況は続き、小型銘柄も値幅取りの動きが活発に行われ、小型銘柄の動きを示す指数も堅調な動きとなりました。飛び石連休の中ということで、目先的な動きばかりなのかと思いましたが、しっかりと押し目を買うような動きも強く、地合いの良さが改めて確認されるような感じでした。過熱感がないとは言い切れないのですが、買い意欲というか、市場参加意欲は非常に強い感じです。

電力株

電力株で大きな値上がり益を期待するのは、投資スタンスに誤りがあると思います。①電力株は高配当であること。②株価が景気に左右されず比較的安定しているため安心して長期で保有できること。③エネルギーセクターは、日足での値幅が小さいため、投機筋やデイトレが敬遠されること。などが挙げられます。◎ よって、電力株=預株;高利回りの定期貯金と割り切って投資すべきと考えます。

太平洋セメント

テレビで堤防の大整備計画をやっていた。堤防などの治水整備はこれから伸びそうです。
温暖化は確実に進んでいますから、東京など日本の多くが亜熱帯になってくるでしょう。 日本の降水量は大きく増えます。スーパー堤防はまだ5%の整備が始まったところらしいので、その重要性が認められると、国内セメント需要は伸びていくでしょう。これからセメント不足の時代に入る可能性があります。

アメリカでは高速道路の大整備が決まって、確実にセメント需要は伸びるでしょうし、アメリカに力を入れる太平洋セメントはその恩恵を大きくこれから受けることでしょう。

PER20倍以上が普通の業界です。いまの状況で500円、来期は700-800円の株価が適正でしょう。 全体の地合いが安定すれば見直され、年初来高値を大きく上回ることもあると思います。

来期以降にその実力・業績を見せる企業だから、今期の増益組みの天井感が出たところで流れがくるのではないでしょうか。ほかより少し遅れて上昇のパターンみたいですが、買い需要は投信など中長期のものが拾っていますので強そうです。

ベトナムでNo1になる工場稼動も来期でしたっけ。

まだまだこれからでしょうね。

調整もいい重石落としになっているかな。

楽天

楽天金欠?TBS株半分担保に
 TBS株を大量取得し、同社に経営統合を提案中の楽天が取引銀行に対し、これまで取得したTBS株の半分弱にあた る1671万株を融資の担保として差し入れたことが4日、わかった。三木谷浩史社長(40)の買収資金面での追い詰められぶりが、さらに露呈した形。ま た、TBSサイドは同日、楽天の提案を受け入れるかどうかなどについて、回答期限を11月いっぱいまでに設定。突然の株大量取得から始まった両社の神経戦 の終止符が今月中にも打たれる可能性が高くなった。

 TBSとの経営統合交渉が暗礁に乗り上げ、がけっぷちに立たされている三木谷社長が、ついに“禁断の果実”に手を出した。

 楽天が、取引銀行の新生銀行とあおぞら銀行に対し、取得したTBS株の半分弱に当たる1671万株を融資の担保として差し入れたことがこの日、同社が関東財務局に提出した大量保有報告書によって明らかになった。

  いかに、社屋など具体的な担保のない楽天とはいえ、ついに“とらの子”TBS株まで担保に―。TBSとの経営統合を狙った三木谷氏は1110億円もの巨額 資金を投じ、TBS株の19・09%まで買い進めた。だが、肝心の統合交渉はTBS側の強い反発にあい、不調。しかも、頼みの綱だったTBSの「企業価値 評価特別委員会」の諸井虔(けん)委員長(77)=太平洋セメント相談役=も「TBS株を買い増さない」という口約束を破った三木谷氏に激怒。完全に敵に 回しており、“敗色濃厚”なのが現状だ。

 さらに、楽天の株価も下落し続け、一時は1兆円を軽く超えていた時価総額も8000億円台にまで激減。楽天としては、三井住友銀行など主力行以外にも資金調達先を広げるため、TBS株の担保供出を余儀なくされたとみられる。

 この日の報告書によると、楽天のTBS株の保有割合は、先月26日の前回提出時の18・54%から、同日の記者会見で公表した19・09%まで上昇。これまで取得した3627万株の約46%に当たる1671万株を、新生銀などに担保として差し入れた形だ。

  今回の動きについて、経営評論家の梶原一明氏は「新生銀行もあおぞら銀行も、経営破綻(はたん)でハゲタカファンドに買い取られた外資系銀行で、もうけが 見えれば積極的に融資してくれるところ」と解説。また、楽天が米ゴールドマン・サックス証券と契約し、買収資金調達の準備を進めていることもあり「(三木 谷氏は)諸井さんをはじめとする日本の実力者とは、別行動を取りたかったのだろう」と従来の財界との“決別宣言”と分析した。

 だが、今後の三木谷氏の動きについては「融資保証を取り付けたことで、どんな作戦にも変更ができる。金さえあれば、ビジネスの世界は何が起きるかわからない」と窮地の楽天の巻き返しもあり得ると分析した。

◆休戦提案を正式拒否

 TBSは4日、楽天が経営統合を提案している問題で、楽天の“休戦提案”を正式に突っぱねると同時に、猶予つきの“三下り半”を突きつけた。

 TBSの平本和生常務がこの日、楽天本社を訪問。今月1日に楽天・国重惇史副社長から渡された経営統合に関する40項目の回答書についての“回答書”を手渡し、約20分間会談した。

 この日、TBSが提案した文書の内容は3つ。まずは、楽天側から出されている経営統合提案に関して、11月いっぱいを回答期限に設定すること。TBSが楽天の提案への対応に関するスケジュールを明確にしたのは初めてで、期限を切り、事態の早期打開に動き出した形だ。

  また、TBSが安定株主対策をやめれば楽天側も株を買い増さないという“休戦提案”については「受け入れられない」と断固拒否。楽天が「協議入りすれば、 統合という形態にはこだわらない」などと柔軟姿勢を見せていることに対しても「別の提案をすればいい」とピシャリはねつけた。

 一方、こ れに対して楽天の三木谷社長は、プロ野球オーナー会議出席のため訪れた札幌市で、記者団に対し「提案を引っ込めろとかはTBSの判断としてどうなのか」と 不快感をあらわに。その反面、楽天サイドは当面、TOB(株式公開買い付け)など強硬策はとらない方針を示した。